英検やTOEIC、TOEFLで厄介なのは「リスニング」です。
例えば冊子に書かれた写真を見ながら流れてくる4つの選択肢から選ぶTOEICのPART1や、1つの質問に対して3つの選択肢から答える問題で、質問も選択肢もテスト用紙には書かれていないTOEICのPART2の場合、受験者を惑わせる作戦として「似たような音」「似たような綴りの音」を選択肢の中に入れてきます。
日本人が苦手とされるlとrの区別を初め、様々なひっかけが出てきますので、単語を覚える際には、「音」「つづり」も正確に覚えましょう。
ここでは、試験で狙われやすい「似たような音」「似たような単語」を整理してみましたので、試験直前に正しい音声とともに確認をしてください。
1. walkとwork
walk(ウォーク):歩く
work(ワーク):働く、仕事、作品
2. heartとheard
heart(ハート):心
heard(ハード):hear(聞こえる)の過去形、過去分詞
3. runとran
run(ラン):走る
ran(ルェアン):runの過去形
4. washとwish
wash(ワッシュ/ウォッシュ):洗う
wish(ウィッシュ):願う
5. rubとrob
rub(ラブ):こする、磨く
rob(ロブ):盗む、奪う
6. curbとcurve
curb(カーブ[両唇をくっつけて軽く]):縁石
curve(カーブ[上の歯で下唇を軽くかみながら]):曲線
7. turningとtuning
turning(ターニング):turn(曲がる)のing形
tuning(チューニング):調律
8. foldとhold
fold(フォウルド):折る、折りたたむ
hold(ホウルド):抱く、開催する、就く
9. lockとrock
lock(ロ[舌先を上の歯の裏につけて]ック):鍵をかける
rock(ロ[舌先を丸めて]ック:岩
10. lowとrow
low(ロ[舌先を上の歯の裏につけて]ウ):低い
row(ロ[舌先を丸めて]ウ):列
11. lawnとloan
lawn(ローン):芝生
loan(ロウン):ローン、貸付
12. rowとtow
row(ロウ):[ボートを]漕ぐ
tow(トウ):[網や鎖で]引っ張る
13. peddleとpedal
peddle(ペドル):~を売り歩く
pedal(ペドル):[自転車などの]ペダル
※この2つは発音が同じです。
14. apartとa part
apart(アパート):離れて
a part(ア パート):部品
15. kneelとneed
kneel(ニール):ひざまづく
need(ニード):必要とする
16. packとback
pack(パック):~に詰める、荷造りする
back(バック):後ろに
17. lieとlay
lie(ライ):横になる、ある、うそをつく
lay(レイ):横にする
18. I’llとaisle
I’ll(アイル):I willの短縮形
aisle(アイル):通路 ※sは発音しない
19. writingとriding
writing(ライティング):write(書く)のing形
riding(ライディング):ride(乗る)のing形
20. closingとclothing
closing(クロウジ[zの音]ング):close(閉める)のing形
clothing(クロウジ[舌先を上の歯と下の歯の間に入れる感じ]ング):衣類
上記のパターンはごく一部です。
実際に聞き分ける際には、前後の単語で聞き分けることになります。
例えば最後のclosingですが、(クロウジング)the doorと発音していれば、間違いなくclosingです。
文脈でも使いこなせるように音をしっかりと押さえましょう。