語学学校は不要?テレビやラジオの活用法

英語学習の1つとしてメディアの活用は是非検討してもらいです。やはりNHK教育番組やNHKラジオの活用は定評があります。番組や教材作成には有名な大学教授もかかわっており、他の英語教材とは一線を画すものもあります。

2014年12月現在、NHKテレビ、ラジオで放映、放送されている英語関連のプログラムを取り上げてみました。

1. テレビ

・プレ基礎英語
・テレビで基礎英語
・リトル・チャロ
・おとなの基礎英語
・しごとの基礎英語
・ニュースで英会話

2. ラジオ

・エンジョイ・シンプル・イングリッシュ
・基礎英語1
・基礎英語2
・基礎英語3
・ラジオ英会話
・英会話タイムトラベル
・攻略!英語リスニング
・入門ビジネス英語
・実践ビジネス英語
・英語で読む村上春樹
・ワンポイント・ニュースで英会話

私の記憶では、昔は中高生向けの番組と英会話番組しかなかったように思われますが、現在は小学生から英語を学び、仕事場でも英語が必要とされる時代に変わりました。そして、大人でも「もう一度基礎から学びたい」という欲求を持っているため、それらのニーズを満たしたのが上記の番組ということになるでしょう。

番組自体は15分程度が多いですが、15分だからこそ「ポイントを絞って」解説されており、また「シーン別実演」があったりなど実生活に応じた内容となっており、視聴者側も「あっ、こんな場面ある、ある」と思わず納得してしまいます。

かつて私の友人で英検1級ホルダーの方と話をしたときに「毎日ラジオ基礎英語3を聞いていた」と言っていました。英検1級はかなりレベルは高いですが、基礎英語3(いわゆる中3レベル)で十分間に合うとのことでした。

またテキストの質がとてもいいです。文字が見やすいだけでなく、解説が詳しかったり、また、英語にまつわる話であったり、学習者の悩み相談などがあったりなど思わず共感できる内容がふんだんに盛り込まれています。

それに、テキストが安い。NHKの場合、紙テキストでも300~500円の価格帯ですが、今や電子書籍の時代でもあり、電子書籍の場合は紙テキストよりも費用がかなり安く抑えられるのと、24時間いつでも購入でき、保管場所にも困らず、持ち運びも自由です。

また、一昔前はテレビの場合は録画したり、ラジオの場合は「その時、その時間にラジオの前にいる」必要がありましたが、スマートホンやインターネットの発達により、電波さえ届けば動画で視聴できたり、音声をダウンロードして繰り返し聞けたりなどできるようになり、時間や場所を気にせずに勉強できるようになりました。

英会話スクールなどの語学学校では、基本的に時間割が決まっているので急な用事や残業などあると通うことが難しくなりますが、テレビやラジオの場合は日時を気にせずに学べる環境が整いつつあります。

ただ、デメリットもあります。対面式の授業ではないので、質問がしたくてもすぐに質問ができないということです。また、モチベーションの維持が難しくなります。さらに、「聞くこと」が中心となるので実際の「発話練習」ができなかったりします。

あなた自身の生活スタイルや学習状況を踏まえたうえで、テレビやラジオをツールの一つとして活用してみてはいかがでしょうか。