少ない量で書いて覚える方法

単語を覚えるとき、可能であればアナログですが「書いて覚える」ことが一番効率が良いです。

しかし、あなたはこんな記憶はありませんか。

1.中学校や高校の時に単語を書く宿題があり面倒だった

2.書いても書いても覚えられない

実は、あなたが今までやっていた書き方は間違っているのかもしれません。

今回は、「たとえ書く量が少なくても確実に覚えられる方法」についてお話します。

1. 単語の書き方について

もし、あなたがcomputer, computer, computer, computer, computer, computer, computer, computer, computer, computerのように、同じ単語を10回連続で書いて覚えようとしているのならば、すぐに辞めてください。

確かに、この書き方だと「繰り返している」のだから覚えているように思います。しかし、これは「覚えた気分」でいるだけです。最初の3個くらいは集中していますが、残りは単なる「手の運動」です。

ですから、今後は次のような書き方をしてください。

computer, keyboard, calender, issue, envelop, computer, keyboard, calender, issue, envelop, computer, keyboard, calender, issue, envelop・・・のように。つまり、違う単語を5個セットで1回ずつ書きながら練習するのです。

こうすることで脳に毎回違う刺激信号が送られ、脳は活性化し、3セット~5セット練習するだけでインプットされます。

日本語はノートの端にでも書いておいて、いつでも見られるようにしておくてださい。

さらに、最初の5個を覚えたら、次の新たな5個を覚えます。

major, minor, cloth, clothes, reference, major, minor, cloth, clothes, reference, major, minor, cloth, clothes, reference, ・・・。

この5個が終わったら、最初に覚えた5個(computer, keyboard, calender, issue, envelop)を1度書いてみてください。つまり、最初の5個をやった後、新たな5個をやり、そして最初の5個に戻る。いったん間を開けることで、脳は必死に思い出そうとします。つまりインプットしたものをアウトプットするように脳は動き始めるのです。実はインプットよりもアウトプットの方が大事で、これを繰り返すことで確実に定着します。

この方法は実は紙に書かなくてもできます。
パソコンでワードやメモ帳を活用してください。キーボードで打つのもアルファベットを書くのも同じようなものですので、書くのは面倒だけどキーボードを打つのが得意、そんな人にはもってこいです。

2. 音読しながら書いて覚える

次に、取り組んでほしいのは「音読しながら書く」ということです。

例えば、clearanceと書くときに、「ク・リ・ア・ラ・ン・ス」声に出しながらc・le・a・ra・n・ceと書くのです。字が下手でも構いません。自分の声に合わせて書くのです。

つまり、目で単語を見て〈視覚〉、声に出して〈聴覚〉、書くのです。体を使って書くのです。脳は刺激が多いほど活発になります。